2014年12月26日金曜日

「売上はどれぐらいですか?」

フランチャイズ希望者の面接が50人に達しました。
そこから導き出したことを書きます。

「一店舗辺りの売上はどれぐらいですか?」
よくフランチャイズ希望者から聞かれる質問です。
皆さん答えられますか?

売上が変わる要因をあげましょう。
1どこの場所か?
2いつの売上か?
が解らないですね。
では違う場所だと売上は変わりますね。
また場所が変われば売れる月も変わりますね。

3店舗面積と席数は?
4厨房の広さ、ストックヤードは?
5内装の空間作りはどれだけ人を惹きつけられているか?
6スタッフの数と出勤数は?
7スタッフの質は?
8オーナーの魅力と人脈は?
ざっと思いついただけでこれだけあります。

「だいたいいくらぐらいですか?」
聞いて意味があるのでしょうか?

野球で言うと「カウント2ストライク3ボールで何を投げる?」
に良く似てます。
点差はどういう状況?
今のイニング数と経過は?
ランナーは今のバッターは誰?
次のバッターは誰?
それまでの配球は?
チームの守備力と攻撃力は?
風向き、湿度、球場の広さは?

質問を安易にするということは思考停止しています。
投げてボールをコースにコントロール出来るのはプロでもほんの一部であると言われます。
売上をコントロール出来る人がいればお目にかかりたい!
「売上いくらですか?」の質問をする方がコントロール出来る訳がありません。

その次にくるのは「それを知らないと採算がたつか解りません」
会話からは能力がない可能性が高い訳だから0円の可能性もあるとしか言えないんだが、、、

面談しましたがフランチャイズのオーナーは「儲けたい」これが強く儲け方を買えると思っている節がある方が多いです。
特に創業者ではない経営者が100%これで必ず失敗します。
まず儲け方を購入出来る訳はないです。そんなものがあれば億、兆の単位で出さないと買えません。
何故そんなことが解らないか?何もないところから成功するプロセスを得てないからです。
創業者でそんな質問をする人はいません。

私の能力と人柄、考え方を計ろうとします。

それは売上はコントロール出来ないことを知っているからです。

ではコントロール出来るもは何か?
それはコストです。

1まずは原材料費
原材料費は難しいですが廃棄の量で大分変わりますね。能力があれば抑えられますし駄目な奴なら際限なくかかります。

2水道光熱費
省エネ、節水をどれだけ出来るか、これも能力です。ルーズな奴なら際限なし。

3人件費
自分で働きかつ能力が高ければ減ります。働かなければ上がります。スタッフにしても能力次第で勤務人数が変わりますね。指導力はありますか?

4家賃
駅前や場所が良いところ人通りが多いところだと高いです。自宅や所有不動産なら家賃は0と見ることも可能です。

5広告費
内外装が特徴的、立地が特徴的、フォロアーが多い、自分で情報発信出来ればいりません。また人間的に魅力があったり何かで成功して有名であれば向こうから来ます。

要は自分の能力次第でコストは変わります。自分の能力が解れば良いのです。
もし解らないのであれば経営者に必要な分析力が欠如しています。

「だいたいどれだけ売れますか?」
「採算が合うかどうか解りません」
「どれだけ儲かりますか?」
の質問には

「貴方の能力はどれぐらいですか?貴方は何が出来ますか?」
が正解です。

もう一つの答えは
「私の能力でしたらこれぐらい売れますが、それで宜しいでしょうか」

今はこんな質問をしている方が変わっていく過程に出会えればフランチャイズ経営冥利に尽きます。

どうやったら変われるか?

思考をするようにと言っても停止してますから出来ません。

具体的な方法は何事もどんな小さなことも


"自問自答すること"



駄文 雪ノ下会長 近藤正文

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