2015年1月9日金曜日

直営店のフランチャイズ化とモチベーション

今年は雪ノ下直営店のフランチャイズ化に年始から動いている。
やはりお店というのは1国1城の主がいてこそだと思う。
特に飲食店は肉体的に過度に疲労しモチベーションがないと継続して持たない。
またハイリスクハイリターンの方が人間らしく生きられる。
能力や頑張りがお金につながるからだ。
金銭獲得のモチベーションの是非はおいておき能力が上がる施策は顧客にとって悪いことはない。
また雪ノ下はフランチャイズチェーンの道を進んでいるが誰でもがやれるシステム、統一していることは非常に少ない。
雪ノ下は同じ看板を名乗る共同体でありレシピやメニューは共通であるがその他は個人商店のそれである。
地域、顧客の何に合わせるか?
雪ノ下は舌は雪ノ下の主張であり合わせようとは思わない。
合わせるべきは人であると思う。
店長の独立は箕面から西神に異動した海野が西神で、梅田から京都にソウムラが独立。
会社の利益としてはマイナス以外にないが本人達の能力で雪ノ下の名を響かせていってくれると信じている。
フランチャイズへの移譲は梅田の2店舗をワンダークリエイトに。こちらは天六と京橋で実績を残しオーナーから会社を買って独立した企業だ。とても信頼が出来る会社と梅田のスタッフが残るので安定したオペレーションを確立してくれるかと思う。
箕面は中口オーナーというパンケーキマニアだ。何と実家が近く高校の1年後輩だ。見た目なソフト過ぎるが情熱と技術があり期待できる。
私は店舗の運営から手を引き、雪ノ下のレシピ開発と新しいブランドと事業、仕組みを生み出していきたい。

2014年12月26日金曜日

「売上はどれぐらいですか?」

フランチャイズ希望者の面接が50人に達しました。
そこから導き出したことを書きます。

「一店舗辺りの売上はどれぐらいですか?」
よくフランチャイズ希望者から聞かれる質問です。
皆さん答えられますか?

売上が変わる要因をあげましょう。
1どこの場所か?
2いつの売上か?
が解らないですね。
では違う場所だと売上は変わりますね。
また場所が変われば売れる月も変わりますね。

3店舗面積と席数は?
4厨房の広さ、ストックヤードは?
5内装の空間作りはどれだけ人を惹きつけられているか?
6スタッフの数と出勤数は?
7スタッフの質は?
8オーナーの魅力と人脈は?
ざっと思いついただけでこれだけあります。

「だいたいいくらぐらいですか?」
聞いて意味があるのでしょうか?

野球で言うと「カウント2ストライク3ボールで何を投げる?」
に良く似てます。
点差はどういう状況?
今のイニング数と経過は?
ランナーは今のバッターは誰?
次のバッターは誰?
それまでの配球は?
チームの守備力と攻撃力は?
風向き、湿度、球場の広さは?

質問を安易にするということは思考停止しています。
投げてボールをコースにコントロール出来るのはプロでもほんの一部であると言われます。
売上をコントロール出来る人がいればお目にかかりたい!
「売上いくらですか?」の質問をする方がコントロール出来る訳がありません。

その次にくるのは「それを知らないと採算がたつか解りません」
会話からは能力がない可能性が高い訳だから0円の可能性もあるとしか言えないんだが、、、

面談しましたがフランチャイズのオーナーは「儲けたい」これが強く儲け方を買えると思っている節がある方が多いです。
特に創業者ではない経営者が100%これで必ず失敗します。
まず儲け方を購入出来る訳はないです。そんなものがあれば億、兆の単位で出さないと買えません。
何故そんなことが解らないか?何もないところから成功するプロセスを得てないからです。
創業者でそんな質問をする人はいません。

私の能力と人柄、考え方を計ろうとします。

それは売上はコントロール出来ないことを知っているからです。

ではコントロール出来るもは何か?
それはコストです。

1まずは原材料費
原材料費は難しいですが廃棄の量で大分変わりますね。能力があれば抑えられますし駄目な奴なら際限なくかかります。

2水道光熱費
省エネ、節水をどれだけ出来るか、これも能力です。ルーズな奴なら際限なし。

3人件費
自分で働きかつ能力が高ければ減ります。働かなければ上がります。スタッフにしても能力次第で勤務人数が変わりますね。指導力はありますか?

4家賃
駅前や場所が良いところ人通りが多いところだと高いです。自宅や所有不動産なら家賃は0と見ることも可能です。

5広告費
内外装が特徴的、立地が特徴的、フォロアーが多い、自分で情報発信出来ればいりません。また人間的に魅力があったり何かで成功して有名であれば向こうから来ます。

要は自分の能力次第でコストは変わります。自分の能力が解れば良いのです。
もし解らないのであれば経営者に必要な分析力が欠如しています。

「だいたいどれだけ売れますか?」
「採算が合うかどうか解りません」
「どれだけ儲かりますか?」
の質問には

「貴方の能力はどれぐらいですか?貴方は何が出来ますか?」
が正解です。

もう一つの答えは
「私の能力でしたらこれぐらい売れますが、それで宜しいでしょうか」

今はこんな質問をしている方が変わっていく過程に出会えればフランチャイズ経営冥利に尽きます。

どうやったら変われるか?

思考をするようにと言っても停止してますから出来ません。

具体的な方法は何事もどんな小さなことも


"自問自答すること"



駄文 雪ノ下会長 近藤正文

2014年7月23日水曜日

価格とは価値で決まる

価格とは価値で決まる。
マクドナルドやケンタッキーといったグローバル企業は安いが武器で勝ち残ってきたので
最大の長所が安さに特化しているので安くなくなると立ちいかなくなる。
腐ったものを使うか廃棄するか、価格を安くするには勿論使う。
賞味期限を上げる為に高温で殺菌をすると栄養も味も飛ぶ。
消費者の安心安全を犠牲にして。
また消費者も眼の前の安さを重視していた。
しかし消費者も馬鹿ではない。
また人間の味覚は赤ちゃんの時に何でも口に入れていたせいか
繰り返し食べることでこれが工業製品だと気付く。
今グローバル企業と呼ばれている大企業が徐々に立ちいかなくなっている。
安いものには裏があることに消費者が気づいたからである。

この時代にどう経営するか。
まず価格設定をしない。
添加物を使わずに味を出すにはそれ相応の食材の品質が必要になる。
安全な減農薬や無農薬は農家が大変な仕事をして育てている。
国産は日本人の高い人件費があるので海外の物より当然高くなる。
勿論原価が高くなるので価格が高くなる。
この価格の意味を解ってくれる方にだけに食べて頂ければ良い。
それを求めている方に情報が伝達できますか?
相手が情報を求めているなら伝達はそう難しいことではない。

そこにしか小さなところはチャンスがありません。

よそがいくらだとかこうしているとかで価格を決めてはいけない。

安心安全で美味しいものの方が喜ばれる。
嬉しい笑顔を見る為にこの厳しく給料の安い飲食業界に飛び込んだんだから。
初志貫徹しましょうよ。
業務スーパーや問屋で適当なものを買うのをやめません?
卵1パック100円では想像している鶏の卵ではないですよ。

飯は喰わねど高楊枝。
飲食業の気概のある方、雪ノ下に集まって下さい。
この腐った業界を変えませんか。

2014年5月25日日曜日

自分の好きな店を持ちたい?

「自分の店を持つことが夢です」
こういっているのは十中八九自分が楽しい理想の店だと思う

そういう店をどうやって作るか?

それはお金持ちになること

それ以外に方法はない

店を持つ目的が夢の実現なら店から独立して店を持つ
夢にしてはあまりに簡単に達成でき過ぎやしないか?

店を持つことの意味は食べていくこと
それができたら会社を作って事業としてお店を経営する
その結果成功すれば富を得られる
その富と交換して自分の好きなお店を持つ

このプロセスしか実現できません

ほんの一握りの成功者しかできません

このプロセスを得なければ破滅するでしょう
そんな店ばかりなのも現実です

まだ店を持てていない貴方が自分の好きな店を持つことは遥か先
足元を見つめてまず食べていく為の店づくりから

2013年7月19日金曜日

雪ノ下塾は小規模経営の考え方を綴ろうと思います

雪ノ下は個人経営の小さな店です。
ドトール、スターバックス、タリーズなどの大手チェーンと
同じ経営のやり方では当たり前ですが勝てません。

街中で売られている経営本は庶民が独立をすることには関係のない
ことばかりです。

小さな資本での戦い方のバイブルは何もありません。
このゲリラ戦の記録、考え方を
キューバ革命のチェ・ゲバラのように綴っていけたらと思います。

また8月ぐらいに講習会をしようと企画しております。
興味がございましたらTwitterのフォローをお願い致します。

石の上にも三年へ

貴方はお店を開業したいから
どうやったら潰さないか、成功するか
経営後のビジョンをみているかと思います。
そう貴方は紛れもない経営者の卵です。

経営者というステージに立って現実の難しさに直面するかと思います。
少なくとも貴方が勤めているお店は成功をしているから雇えているのです。
貴方が見たものは本当のはじめての苦しい時期ではありません。

これが現実の難しさなんですが
だから立ち上げは面白い!

まして貴方にはオーナーという先輩がいます。
そう貴方は三年で信頼を勝ち得て、親身になってくれる経験者がいるのです。
店舗を決める、内装業者、仕入業者、沢山の細々した事
スピードの遅れは家賃になって還ってきます。
貴方にグズグズしている資金はない筈。

ハッキリいうと経験者に相談なしでできるのは天才だけです。
ただ凡人でも経験者がいると出来るんです。
一人でできなければ二人でやればできるんです。

そう貴方は一人じゃない!

二年乗り切った貴方

はじめて二年乗り切った貴方にはお店の運営が大分見えているかと思います。
またカフェ開業が出来るかもしれないという目標が立っているかと思います。

オーナーの信頼も得ている貴方は店を任されるはず。
ある程度軌道に乗ったお店を運営するチャンスを得ているはずです。

売上を更に上げるには、お客様にもっと喜んで貰うサービスは、新しいレシピは
自分の考えたこと、良いと思ったことで采配を振れる。
今まではスタッフとしての気づくこと、考えることから
経営者としての考え方に変わっていくかと思います。

そう経営者の能力の芽吹きです。